ガーデニング初心者の方でも栽培しやすいと聞くノースポール。直径3センチほどのかわいらしい花を咲かせたくて、寒冷地の秋まきで栽培に挑戦することにしました。
寒冷地の秋まき・ノースポールの栽培記録をレポートします。
購入したのはトーホクの種です(*´▽`*)
栽培する場所 | 福島県南部 |
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育てる場所と方法 | プランターに10月上旬に種まき、戸外で。11月下旬に不織布で霜よけ |
南側の花壇 | 不織布ありとなしの場所で育てる |
室内のビニール温室 | プランターは寒さが厳しい1月に室内のビニール温室に移動 |
1月下旬 | 戸外、室内のノースポールにつぼみがつく |
ノースポールは一年草で植え替えも必要なし。こぼれ種でも良く増えると聞いたので、種まき栽培が楽しみです。
ノースポール種まき開始
10月2日。最高気温24℃、最低気温11℃。
朝晩がだいぶ涼しくなってきたこと。最高気温が20℃を下回る日も出てきたので、ノースポールの種まきを開始。
ノースポールの種です。種まき手で適当にまきました。
後から知ったのですが、紙を二つ折りにして種をのせパラパラとまくと楽です(*´▽`*)
ノースポールの種まきは3~4月。8~9月が適した時期。発芽温度は15~20℃とやや低めなので、秋の早まきには注意が必要。
プランターに用意した土を入れ水をたっぷりかけたあと、ノースポールの種をぱらぱらとまき、土を少しかけ日陰に置きました。
ノースポールの種まきは、プランターの下から水を吸い上げて発芽させる方法もあります。
ノースポールの種まき用の土は、赤玉土(小粒)と腐葉土を7:3で混ぜたものを使いました。種まき培養土は使っていません。
ノースポール発芽開始
10月7日。最高気温20℃、最低気温11℃。
小さくて見えにくいかな?ノースポールの小さな芽がたくさん出てきました(*´▽`*)
ノースポールの種まきから5日ほどで発芽。さらに4日後、双葉がたくさん出てくる。
日中の気温が高いので、土が乾燥しないようにだけ注意していました。
種まきから4週間、本葉が出てくる
10月31日。最高気温16℃、最低気温6℃。
朝晩、ぐっと寒くなってきました。
ノースポールのかわいらしい双葉の間からギザギザの小さな本葉が出てきました。
そろそろポット上げしないといけない。
ノースポールの本葉が出てきてから4日。さらにすくすくと本葉が大きく成長しているのがわかります。
さらにアップの画像
10月後半に福島県南部は霜注意報が出ました。種まきから育てている、ネモフィラ、ストックは不織布をかけたのですが、ノースポールは耐寒性が強いからと不織布をかけなかったことを反省。
ノースポールは耐寒性が-3℃までなので、防寒、霜よけは必要です。
霜よけに不織布をかける
11月28日。最高気温11℃、最低気温2℃。
11月になってから霜が朝は霜がおりたり、寒さが増してきました。ポット上げはしないものの、不織布だけはプランターにかけました。
なんとなく葉の色が薄く変色してきました。
ノースポールの葉は、まだ青々しています。ネモフィラ、ストック、ラベンダー、タイムの栽培に気をとられノースポールは放置状態。
ぎゅうぎゅう詰めになるほど、苗が大きく成長。いい加減に間引きしてポット上げしないといけないのに、もったいなくて後回し。
この時、ポットあげすれば、さらに大きく成長したのにと反省。
12月6日。最高気温11℃、最低気温-2℃。
ノースポールの苗を少しだけ間引き。
間引きした苗は、南側の花壇へ定植。しっかりと間引きをしていないので苗はほとんど育っていません。
12月の後半に、プランターのノースポールを東側の花壇へ定植。まだ苗は小さなまま。
ノースポールのプランターをビニール温室に
年が明けて2020年。1月9日。最高気温-1℃、最低気温-11℃。
数十年に一度の大寒波到来。
福島に越してきてから体験した中でも、ありえないくらい寒い冬。ノースポールのプランターを室内の窓際においたビニール温室に移動。
春のたねまき用にとアマゾンで購入したビニール温室棚3段が届いたこと。(ビニール温室は外ではなく室内で使うため)
ノースポールを室内の温室に移してから、葉が寒さで赤っぽくなっていた→緑色にかわって、ぐんぐんと成長してきているのがわかります。
はじめてノースポールのつぼみ発見
1月19日。最高気温0.3℃、最適気温-3.6℃。
変わらず寒い朝、部屋の中は床暖房(23℃)を入れているので乾燥します。いつものようにノースポールに霧吹きで水をあげよう、とふとビニール温室の中のプランターを見ると、
ちいさなかわいらしいノースポールのつぼみを発見。
2つ見つけました(*´▽`*)
種まきからの栽培は、この瞬間が一番嬉しいですね(*´▽`*)
ビニール温室は全面カバーをあけて使っています。室内の気温が高いせいか、ノースポールの成長も早いです。
まだ苗の高さは4、5センチほど。
こんなに小さくてもつぼみがつくんだ~、とびっくり。
さらに3日後。ちいさなノースポールのつぼみが増えています。
2021年2月追記
ビニール温室に入れたノースポールの苗は全滅しました。プランターのままなら良かったのですが、
- ポット上げした際に根を切ってしまったからなのか?
- 温室の中で蒸れてしまったのか?
葉の色がグレーに変わり、育ちませんでした。
ポット上げするなら苗が小さなうちに、家の中では日当たりのよい風通しの良い場所に置くことが大切かもしれません。
南側の花壇のノースポールを見てみました。(霜よけしなかったゾーン)
腐葉土を少しかけただけで霜よけを全くしなかったノースポール。例年だと最低気温は-8℃ほどなのに、今年は-11℃を下回る寒さ。
苗も小さいし、もう育たないかな?と思っていたのですが、
なんと小さなつぼみがついていました(*´▽`*)
肥料なしで、寒冷地の寒さに耐えるなんて驚いています。この寒さを乗り越えて、ノースポールの白い小さな花が咲くのが楽しみです。
ノースポールの種まき栽培の反省点とまとめ
ノースポールの種から発芽までは成長が早く感じたのですが、10月になり朝晩の気温が低くなってから成長が遅く感じました。
成長が遅く感じたのは、発芽してから肥料の入った土に植え替えていなかったこと。霜が降りる前に早めにポットあげして、風通しのよい日の当たる室内にいれておけば、さらに苗が大きくなったのではと反省しています。
ノースポールの種まきは、思ったより耐寒性が強く寒冷地でも育つことがわかりました。
気温が高いときに種まきしてしてしまう(20℃以上あると発芽しにくい)ことを気をつければ、園芸初心者の方でも比較的簡単に育てられます。
種まきに使った土は赤玉土(小粒)と腐葉土7:3の割合で使用。発芽後はプランターを外の日当たりの良い場所に置いておきました。
発芽後、間引きした苗は南側のあかるい日陰に定植。不織布ありと不織布なしで栽培経過を観察中。
元肥として緩効性の肥料を与え(控えめに)追肥には液肥を月に2回ほど与えると良いそうです。
窒素分の多い肥料を与えると花のつきが悪くなります。
ノースポールの耐寒気温は-3℃。寒冷地でも育ちますが霜よけを忘れずに。
ノースポールの種は、楽天のIvyで購入しました。
数種類の花の種をまとめ買いしたのですが、それぞれの花の種のまきかた、育て方のメモがあり嬉しかったです(*´▽`*)